Lenovo 小新Pad Pro 2021 のStockイメージを保存してMagiskを導入する

背景

時間が空いてしまいましたが続きです

前回でbootloader unlockは行いましたので，今回はシステムイメージを抜き出してMagiskでパッチします

以前も書いたように，前モデルと違って方法が複雑で, Stockも提供されていないため理解できない部分があるならやめておいたほうがいいかも

この手順を行ったことにより起こる損害等について責任を負いません。

あくまで自己責任で行ってください。

DSU Loaderを使ってsuが使えるGSIを起動し，bootを抜き出してパッチ，書き込みという流れです

上サイトの内容ほぼそのままなので、まずは読んでください

その上でこの機種特有のところだけ補足します

GSIはhttps://github.com/phhusson/treble_experimentations/releases のsystem-roar-arm64-ab-vanilla.img.xz を使う。(vanilla以外は容量の無駄) 追記: https://ci.android.com/builds/branches/aosp-android11-gsi/grid? の aosp_arm64_ab-img-*.zip を使うと，画面が正常に表示され，バニラのAndroidとして操作可能(GSMなし、自動回転が正常に機能しない、などやや不便ではある)。そしてuserdebugビルドでありsuコマンドも通るので2. は無視でOK
DSUで上のAOSP GSIを起動させても画面はLenovoのブートロゴのまま。しかしadbが通ってsuは使えるため，シェルで操作すれば目的は達成できる
抜き出すイメージはboot_a,boot_b(の実際はどちらか)が必要なのでadb shell から su して dd if=/dev/block/bootdevice/by-name/boot_a of=/sdcard/Download/boot_a.img; dd if=/dev/block/bootdevice/by-name/boot_b of=/sdcard/Download/boot_b.img で抜き出したイメージを adb pull を使って保存する。
fastbootに入って fastboot getvar current-slot するなどの方法でアクティブスロットを取得
アクティブスロット用のbootイメージをいつも通りMagiskでパッチして焼く。

あとリンク先で使われている各種コマンドがbash前提だったり，Windowsだとsimg2imgのバイナリ取得が面倒だったりするため，作業はUbuntuなどLinuxで行うのがおすすめ

(デフォルトシェルがbashだったりsimg2img単体でパッケージが用意されていたりするため)